税務調査というとどのようなことが思い浮かびますか?
税務署の人が来るなんて、考えるだけでイヤだという方も多いと思います。
その税務調査ですが、果たしてどれくらいの確立で来るのでしょうか?
これに関しては、国税庁が「実調率」という数字を公表しています。
「実調率」とは、調査の対象となる法人、個人事業者のうち、実地調査が行われた割合です。
国税庁の資料によると、平成18年度は、法人は4.9%、個人は0.8%となっています。
拍子抜けするくらい低い確率ですね。
法人は20年に一度、個人は100年に1度、税務調査があるかどうかという確立です。
なーんだ、個人事業なら税務調査なんかほとんどないんだ、と思われるかもしれませんが、これには数字のカラクリもあります。
割合を計算する母数には個人事業主以外の人も含まれますので、個人事業主の確立はもう少し高いものになると思います。
また全体での割合なので、どうしても数字が低くなるということもあります。
所得が出ている法人、調査の重点業種になっている業種には、だいたい4年ごとに税務調査が来るというのが私の実感です。
税務調査は過度に恐れる必要はありませんが、やはり気をつける必要がありますね。